はじめに|このブログを書いた理由
はじめまして。
この記事を書いている私は、ある日突然「胃がん」と診断されました。
正直に言うと、その言葉を聞いた瞬間は、
「今の時代、がんは治るもの。」という考えしか浮かばず、かなり楽観視している状態でした。
しかし、先生が使う用語の詳細を調べるうちに、
「がん=命に関わるもの」というイメージが強くなり、内視鏡治療の結果が出るまで不安でいっぱいで、1日中WebやYouTubeで情報を調べていたのを今でも覚えています。
ただ、同じように検索してもリアルな体験談が少なく、余計に不安が増したのも事実です。
だからこそ、ここでは
・診断から手術、退院までの流れ
・実際の体験や気持ち
・リアルなお金の話
を包み隠さず書いていきます。
同じように不安を抱えている方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
胃がんが見つかったきっかけ|健康診断
実際の治療日まで、けっこう時間がかかって不安に思っていました。
がんセンターで診察〜治療までどのくらいかかるのかを共有したいので、少し時系列で流れを説明しますね。
きっかけは、会社の健康診断でした。
もともとバリウム検査の時間に疑問を感じただけで、自覚症状はほとんどなく、健康のためにも胃カメラでの検査をおすすめされていたため、軽い気持ちで受けに行きました。
そのため、まさか自分が引っかかるとは思っていませんでした。
1日目|胃がんと言われた日
健康診断から1週間後、生検の結果について医師に言われた一言。
「初期の胃がんです」
可能性や疑いではなく、「胃がん」との宣告でした。
その日のうちに紹介先の病院へ、初回の診察予約を入れました。
私の病院選びのポイント
紹介先は医師から自分で選んでいいと言っていただいたので、以下を基準に慎重に選びました。
- 評判
- 病院が得意にしている分野
- 自宅からの距離
- 職場からの距離(通院しながら勤務する想定)
3日後|がんセンター初診
紹介してもらったがんセンターで初診を受けました。
消化管内科あてに紹介状を書いてもらっていたようですが、内容からすると内視鏡科での対応とのことでした。
初診では健康診断時の資料をもとに説明を受け、さらに3日後に再度、内視鏡で詳しく検査することになりました。
6日後|2回目の内視鏡検査
午前中から再度、内視鏡検査を受けました。
今回は鎮静剤を使っての検査です。
寝ている間に検査が終わり、薬が抜けるまで休憩してから帰宅しました。
本当は仕事に行く予定でしたが、鎮静の影響がどこまで出るか不安だったため、諦めました。
検査結果が出るまでの期間
検査結果が出るのは2週間後。
実際に結果を聞けたのは、検査日から17日後でした。
23日後|治療方針の説明
診察時に、丁寧な現状説明と治療方針の説明がありました。
早期胃がん、がんの大きさ15mm、低分化腺癌、印環細胞癌。
20mm以下の初期のがんだったため、
内視鏡手術(ESD)で切除可能
とのことでした。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)とは?
簡単に言うと、
お腹を切らずに、内視鏡でがんを削り取る治療です。
口からカメラを入れ、
胃の内側から病変部分だけを剥がして取り除きます。
ESDのメリット
・体への負担が少ない
・回復が早い
・胃を残せる
という点です。
医師の説明で印象に残ったこと
開腹しない分、体へのダメージは軽いと説明されました。
また、「手術」ではなく「治療」と何度もおっしゃっていたのが印象的で、
開腹して胃を切り取るものを「手術」、内視鏡で行うものを「治療」と区別しているようでした
この時点ではまだステージはわからない状況です。
低分化腺癌とは?
本来の細胞の形や働きから大きく崩れているがんのことです。
通常、がん細胞は「元の細胞にどれくらい似ているか」で分類されます。
- 高分化:元の細胞に近い(おとなしい)
- 中分化:中間
- 低分化:元の形がほとんどわからない(性質が荒い)
どういう特徴があるの?
低分化腺癌は一般的に
- 増えるスピードが比較的早い
- 周りに広がりやすい(浸潤しやすい)
- リンパ節転移のリスクがやや高い
といった特徴があります。
印環細胞癌(いんかんさいぼうがん)とは?
まず一言でいうと
細胞の中に液体(粘液)がたまって、指輪みたいな形に見えるがん
「指輪(リング)みたいに見える」これが名前の由来です。
特徴(ざっくり)
印環細胞癌は
- 周りにじわっと広がるタイプ
- かたまりになりにくい
- 胃の壁の中を広がることがある(スキルス胃癌になる場合がある)
といった特徴があります。
「低分化」や「印環細胞」と聞くと怖く感じますが、
これだけで重さが決まるわけではありません
重要なのは
- ステージ(早期かどうか)
- 癌の深さ(浸潤の度合い)
- 転移の有無
です。
早期で発見できれば、しっかり治療できる可能性が高い状況です。
次回はESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を実際に受けた時の事を、詳しく書いていこうと思います。
